学校日記

油断せず、安全に登下校をしましょう

公開日
2024/06/05
更新日
2024/06/05

校長室より

先日、春日井警察署の交通課長さんのお話を聞く機会がありました。

そのお話の中で、交差点や交差点周辺での事故が、交通事故全体の6割を占めるという内容がありました。

昨日(4日)も、埼玉県で下校時に横断歩道を渡っていた小学生に自動車が突っ込む事故がありましたが、その事故は歩行者側が「青」で自動車側が「赤」になっていたのに発生したものでした。


柏原小の子どもたちも、朝の登校時や帰りの下校時に、横断歩道を渡ります。しっかりと信号を守って渡ってくれる子ばかりですが、実は自転車が横断する子どもたちの列に突っ込もうとする場面がごくまれにあります。子どもたちは目の前の信号を守って、ルールに沿って行動しているのに、それでも事故に巻き込まれそうになることがあります。


この場合、もちろん子どもたちに非はなく悪いのは相手ではあるのですが…それでも自分の命を守るためには「青信号=(無条件で)行ってよい!」ではなく、「左右をよく見て安全確認してから…」という習慣をしっかり身につけておくことが肝要と思います。


本校の子どもたちの中には、横断の前にしっかりと左右に首を振ってから横断歩道を渡り出す子もいますし、低学年の子に多いのですが、横断時に手をあげて渡っている子もいます。

また、通学団の班長さんの中には班旗をドライバーに目立つように、大きく振りながら掲げてくれる子もいます。

念には念を…の気持ちで、油断することなくやれることをしっかりやりきって行動していくことが、安全を守ることにつながると思います。一人一人が安全のためにできることをやり切ってほしいと思います。


なお、交通課長さんからは、自転車のヘルメットの着用についてもお話がありました。現在は「着用の『努力義務』」であり、非着用時に罰則がないことが着用の高まりにつながっていない…とのお話でした。

ただし、ヘルメットを着用すれば、万が一事故にあった際に命を落とす可能性は「確実に低減」するとも仰っていました。命を守るために、やれることはできるだけやっておくことが大事なことだというお話は、まったく同感だと感じました。


春日井市ではヘルメット着用率を高めるために、ヘルメット購入の補助事業を行っています。本日(5日)、児童を通じて事業のご案内(補助金申請書を兼ねる)をお配りしましたので、ぜひご覧いただき、着用をご検討ください。よろしくお願いいたします。