3学期始業式その1
- 公開日
- 2014/01/07
- 更新日
- 2014/01/07
学校のできごと
1月7日(火)、3学期の始業式が行われました。
はじめに校長先生のお話がありました。
みなさん、あけましておめでとうございます。
さて、今年は「午年(うまどし)」です。きょうはその午年にちなんで「ウマ」という言葉を使った「塞翁(さいおう)が馬」ということわざを紹介します。
昔々、中国に「塞翁」という人が住んでいました。あるとき、その塞翁の馬が逃げ出してしまいました。周りの人は「残念だったね」と言いましたが、塞翁は「これはいいことの前触れかもしれない」と言いました。
するとしばらくしてその馬が戻ってきました。しかもすばらしい馬をもう一頭つれて戻ってきたのです。周りの人は「いい馬が増えてよかったね」と言いました。ところが塞翁は「これはよくないことの前触れかもしれない」といいました。
しばらくしてそのすばらしい馬に乗っていた塞翁の息子が馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。周りの人は「気の毒だね」といいましたが、塞翁は「これはいいことの前触れかもしれない」と言いました。
しばらくして中国で戦争が起こりました。若者たちが兵隊になって戦争に行き、たくさんの人が命を落としました。しかし塞翁の息子は足の骨を折っていたので戦争には行かず、死ぬことはありませんでした。
こういうお話です。みなさんはこのお話を聞いてどんなことを思いましたか。
先生はこのお話から2つのことを学びました。
1つは「人生にはいいこともあれば悪いこともある」ということ。もう1つは「いいことも悪いこともその人の気持ち次第」ということです。
だからいいことがあったからといって喜んでばかりいてはダメ。反対に悪いことがあったからといって悲しんでばかりいてもダメということです。
いいことがあったらそれをもっとよくしようと努力する。悪いことがあったら素直に反省して少しでもよくしようと努力する。これが大切だということです。
さて、2014年という新しい年が始まりました。きっとみなさんも「今年はこれをがんばるぞ」という新しい目標をかかげていることと思います。でもうまくいくことばかりとは限りません。失敗することもあるでしょう。
そんなときは今のお話を思い出してください。
いいこともあれば悪いこともある。いいことも悪いこともその人の気持ち次第。いつも自分のできる努力を続けることが大事。
西藤のみんながそんな気持ちで、この2014年を過ごしてほしいと思います。きっとこの新しい年はみなさんにとってすばらしい年になると信じています。