1年2組の国語授業を参観して 「たぬきの糸車」
- 公開日
- 2017/01/17
- 更新日
- 2017/01/17
1年生
1月16日、1年2組の国語授業を参観しました。
物語文「たぬきの糸車」の2場面で、登場人物のおかみさんとたぬきの行動をとらえ、おかみさんのたぬきへの心情の変化を読み取ることがねらいです。
はじめに、教科書の音読をしました。1年生では、平仮名文字、カタカナ文字の学習を行います。まだまだすらすら読めない子もいるかもしれません。そこで、読んでいる部分を指でたどりながら読んでいいというルールを取り入れているそうです。だから、音読の苦手な子も大丈夫です。みんな、堂々と音読することができました。
それから、先生の提示するセンテンスカードをもとに、タヌキの行動をとらえていきました。先生は、糸車や障子の本物を取り出し、それを見た子どもたちは大喜びです。物語のとおりに動作化をしながら、物語の内容理解を進めました。
さらに、内容理解が進みます。ダウト読みをしたり、ペアトークをしたり、全体で発表したりしながら、授業が進みました。参観している先生方のことが目に入らないかのように、どの子も先生に注目し、一生懸命授業に取り組みます。
最後に、おかみさんのたぬきへの心情の変化を読み取りました。ピンクのハートカードの数や、両手を広げた大きさで、おかみさんの気持ちの動きを考えます。手を広げるときの、子どもたちの嬉しそうな表情は最高でした!
この授業は、授業のユニバーサルデザインの考え方を取り入れた大変分かりやすいものでした。また、先生の言葉も教材も工夫満載で、1年2組の子どもたちはそれに応えるようにしっかり頑張りました。
子どもたちの一生懸命な表情、授業中で見せる仲良く話し合う姿は、とても素晴らしいものでした。1年生の子どもたちの姿に、参観した教師たちが「授業で大事なことは何か」を教えられる、そんな時間になりました。