学校日記

≪校長室の窓≫ 子どもの可能性を信じて

公開日
2013/04/25
更新日
2013/04/25

学校の窓

保護者の皆様へ

本日、本校教職員に伝えた言葉です。
ご高覧いただけたら幸いです。


できない子は、生まれつきではなく、
できる子であるわけがないという決めつけからつくられる。
                  P.F.ドラッガー『断絶の時代』より

<教職員に向けて>
私たちの生徒を見る目はどうでしょう。
「できないのだから…しかたがない」とレッテルを貼って、
そっとしておくということはないでしょうか。
それは、教師として、最も無責任な態度です。
ドラッガー氏は、
「子どもの学ぶ能力には、リズム、速度(理解度)、持続性の個人差があり、
 できない子は、教える側が、これら3つの要素を無視したときに生まれる」
と言っています。
私たちに「思い込み」はないでしょうか。
「あの子は○○だから…」とレッテルを貼ってしまっていることはないでしょうか。
子どもには、学ぶリズム、速度、持続性に違いがあることを、
今一度、再確認したいと思います。

<保護者の皆様に向けて>
盲目の名ピアニスト辻井伸行さんを育てた、母親の辻井いつ子さんは、
「才能の無い子なんていないのです!」と断言しています。
保護者の皆様も、ぜひ、お子様の可能性を信じてあげてください。


今日は、教師の心構えとして、2つの詩も、教職員に紹介しました。
ご家庭での「子育て」にも通じるものがあると思います。
お読みいただければ、幸いです。

子どもと一緒にいれば

子どもと一緒にいれば、いろいろなことがたくさんわかる。
子どもと一緒にいれば、たくさん教えてもらえる。
子どもと一緒にいれば、たくさん学べる
子どもと一緒にいれば、たくさん考えられる。
子どもと一緒にいれば、たくさん遊べる。
子どもと一緒にいれば、たくさん楽しさがある。
子どもと一緒にいれば、たくさん笑える。
子どもと一緒にいれば、たくさん元気になれる。
子どもと一緒にいれば、たくさんやる気が出てくる。


ソンナ教師ニワタシハナリタイ

教科デ、確カナ力ヲツケ
道徳ノ授業デハ、子供ノ心ヲユサブリ
特別活動デハ、本気デ集団ノ力ヲ発揮サセ
生徒指導デ、人間同士ノ付キ合イガデキ
休ミ時間ニ、子供トタワムレ
掃除ノトキニ、汗ヲ流シ
冗談ヲ言イ合イ
悲シイトキニハ、一緒ニ泣キ
嬉シイトキニハ、手ヲ取リアッテ喜ビ
子供ノ話シニ、シッカリ耳ヲ傾ケ
押シツケガマシイコトヲ言ワズ
恩ニキセズ、イツモ自分ヲ反省シ
過チガアレバ素直ニ謝リ
不平ヲ言ワズ
ソレデイテ
子供カラ生涯忘レラレナイ
ソンナ教師ニワタシハナリタイ