≪校長室の窓≫ ピグマリオン効果
- 公開日
- 2013/04/10
- 更新日
- 2013/04/10
学校の窓
保護者の皆様へ
こんな新聞記事を読んだことがあります。
「ピグマリオン効果」と呼ばれる心理学用語がある。
教師が生徒に期待する態度が、
子どもの学習意欲に大きな影響を与えるという説だ。
大人でも、期待され、ほめられれば元気が出る。
勢いづいて思いがけない発想が生まれる気もする。
子どものやる気を引き出すのは、まずは期待していると態度で示すことだろう。
国際的な調査で、「自分がダメな人間だと思う」と答えた高校生の割合は、
米国の3倍、中国の5倍だった。
自尊感情は、親からどんな言葉を受けて育ったかにも大きく左右されるようだ。
自己肯定感が十分でなければ、子どもは安心して前に進めない。
小学校の教師を23年間務めた親野智可等(おやのちから)さんは、
自著『今すぐ!ほめ上手な親になれる本』で、
子どもをほめない親は、子どもを伸ばすことができないと断言する。
「日の光が当たらないところで植物が育たないのと同じです」と。
マイナスイメージの言葉を多く浴びている子どもは、
自分に自信が持てないという。
言葉が持つ暴力性に気付いてほしいと親野さんはいう。(中略)
子どものいい面をたくさん見つけて、ほめてみませんか。
(「中日春秋」より引用)
いかがでしょうか。
お子様の良い所を見つけて、どんどんほめてあげていただきたいと思います。
学校でも、生徒の良い所をどんどんほめようと、職員に話をしています。
校長 堤 泰喜