入学式式辞
- 公開日
- 2013/04/05
- 更新日
- 2013/04/05
学校行事
式辞
春爛漫のこのよき日、本校へ大いなる期待を持って入学した146名の皆さん、
入学おめでとうございます。
この中学校には、皆さん一人一人が活躍できる場があります。
これから始まる中学校生活すべてに興味と関心をもって、
日々取り組んでみてください。
あれも頑張りたい、これにも取り組んでみたいという気持ちが、
心の底から沸々とわき起こってくる学校が、この石尾台中学校です。
もちろん心配や不安もあるでしょう。
でも大丈夫!この石尾台中学校の先生方も先輩も、
皆、本当に親切であたたかい人ばかりです。何でも相談してください。
きっと、優しく手を差しのべてくれることと思います。
入学にあたり、中学生としての心構えをお話します。
まず、中学校生活は、皆さんの長い人生にとって、
とても重要な意義を持った3年間であるということです。
中学校生活をどう過ごすかで、
「その後のその人の人生が大きく変わる」と言っても過言ではありません。
心構えの第1は、「学校は勉強する場」であることを忘れてはいけない!
ということです。とにかく授業を大切にしてください。
また、親や先生に言われるからやるのではなく、自ら進んで計画的に学習し、
しっかりと予習・復習をすることが大切です。
第2に大切なことは、「夢」や「目標」を持つことです。
樹木や草花は太陽に向かって勢いよく成長していくものです。
人間は、何に向かって成長するのでしょうか。
人間は「夢」や「目標」に向かって成長していくものです。
「夢」や「目標」を持たない人は、
行き先を決めないで大海原を漂流する旅人と同じです。
第3に、今日からは何事も自分で正しく判断し、行動してください。
そして、自分の行動には、自分で責任を持たなければなりません。
そのためには、
人の忠告やアドバイスに素直に耳を傾ける姿勢が必要となります。
第4に、当たり前のことを当たり前にできる人になってください。
「凡事徹底」「ABCDの原則」という言葉があります。
凡事徹底とは、「人として当たり前で平凡なことでも、
それを徹底して継続することによって、
優れた成果が得られる」という意味です。
「ABCDの原則」とは、
A=あたりまえのことを
B=ばかにしないで
C=ちゃんとやれる人が
D=できる人
と言う意味です。
例えば、「ハイ!とはっきり返事をする」「自らすすんで挨拶をする」
「人の話にじっくりと耳を傾ける」「時間を守る」「掃除をしっかりする」
「他人をいじめない」などです。
こういう当たり前のことを3年間、毎日続けることによって、
人としての「底力」がつくと思います。
以上4つお話しましたが、皆さんの、
「やる気」と「勇気」と「根気」に大いに期待をしたいと思います。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
本日より大切なお子様をお預かりいたします。
全職員、一致団結して、
皆様のご期待に添えるよう努力して参りたいと思います。
しかしながら、学校だけで目標が達成できるものではありません。
子どもたちの成長を確かなものとするためには、
学校と家庭の連携が何より大切です。
保護者の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。
新入生の皆さんの石尾台中学校での大いなる活躍と成長を祈り、
式辞といたします。
平成25年4月5日
春日井市立石尾台中学校長 堤 泰喜