1学期終業式 校長式辞「公言実行」「有言実行」
- 公開日
- 2012/07/20
- 更新日
- 2012/07/20
今日の石尾台中
まず,最初にとても大切なお話をします。現在,大津市のいじめ事件がマスコミで大きく取りざたされていますが,この石尾台中学校はどうでしょうか。
「石中ではいじめは無い!」と信じたいのですが,もし,みなさんの中で,いじめに遭っているという人がいるなら,担任の先生,学年の先生,誰でもいいですので,すぐに相談してください!先生たちは,あなたを全力で守ります!
さて,今日で1学期が終わります。
充実した学校生活を送ることができたでしょうか。
1年生は,早く中学校生活に慣れることが当面の目標でしたが,こうしてステージから見ていると,皆さんの顔つきも「すっかり中学生らしくなってきたな」と思います。
2年生は,何事に対しても“常に”前向きに取り組みました。特に福祉実践教室では,さまざまな体験をし,福祉について「自分たちができること」を真剣に考える機会になったと思います。
3年生は,部活動・生徒会などでリーダシップを遺憾なく発揮してくれました。まさにこの「この学校の顔」「この学校の看板」と先生は誇りに思っています。
さて,いよいよ夏休みが始まります。夏休みは,「誰にも指示されない時間」「自分に任される時間」が多くあります。それをどう使うかがポイントです。ぜひ,日ごろやれないことに“積極果敢”にチャレンジしてほしいと思います。
そこで,皆さんに考えてもらいたいキーワードは,この言葉です。
「公言実行」「有言実行」
「これをやる!」と,みんなの前で言い切って,やり通すという意味です。
ロンドンオリンピックのなでしこジャパンの佐々木監督は,「一番輝いているメダルを獲る」と公言しています。女子レスリングの吉田沙保里選手は,「オリンピック3連覇を必ず成し遂げる!」と公言しています。体操の内村航平選手は「五輪のメダルは120%の自信がある」と公言しています。
「全力で頑張ります」といういい方だけであれば,結果を問われなくてすみますので比較的,気が楽ですが,佐々木監督も吉田沙保里選手も内村選手も「最高のパフォーマンスを見せる」と断言しています。自分を追い込んでいるのです。もの凄いプレッシャーを“自らに”課しているのです。すごいと思います。
皆さんも「公言実行」「有言実行」,チェレンジしてみませんか。
「自分はこれを目指す!」「自分はこれをやり通す!」と,はっきりとみんなの前で公言することは勇気のいることですが,そうすることで,自分を奮い立たせることもできますし,くじけそうな時も「よし頑張るぞ!」と自分を律することができるのではないかと思います。
例えば 「夏休みは,1日最低6時間は勉強するぞ!」
「夏休みは,最低でも20冊は本を読むぞ!」
「夏休みは,毎朝欠かさずジョギングをして体を鍛えるぞ!」 など
ぜひ,「公言実行」「有言実行」してください。
校長先生は,健康のために,仕事が終わった夕方に運動をして,この夏休み,3キロ以上体重を減らします。公言します。そして必ず実行します。
いろいろ話してきましたが,2学期の始業式,一段とたくましくなった皆さんとまた会えることを楽しみにしています。お話終わります。