学校日記

始業式 式辞

公開日
2012/04/05
更新日
2012/04/05

学校行事

 いよいよ平成24年度がスタートしました。新しい学年,新しいクラスとなり,「よしがんばるぞ!」という新たな決意に燃えていることと思います。「初心忘るべからず」といいます。今のその気持ちを大切にし,充実した1年にしてほしいと思います。

 始業式にあたり,2つのお話をします。最初は,この言葉についてです。
「よい杉の木は よい杉林の中で育つ」
これを皆さんに置き換えれば,「よい生徒は よいクラスの中で育つ」となります。
よいクラスの中にいれば,自然と一人一人が「まっすぐに」「大きく」成長するということです。そして,そういうクラスをつくるのも“皆さん自身”だということですね。
 では,よいクラスとはどんなクラスを言うのでしょう。(例えば)
1 明るくて楽しくて笑顔が絶えないクラス
2 真面目に取り組む人をみんなが認めるクラス
3 正直者が馬鹿をみないクラス
4 悩んでいる友達がいたら,みんなで励まし合うクラス
5 勉強がわからない友達がいたら,みんなで教え合うクラス
6 道を踏み外しそうな友達がいたら,「ダメだよ!」と心の底から注意し合うクラス
7 「自分が成長しているなぁ」と実感できるクラス
8 「自分が誰かのために役立っている」と実感できるクラス
そんなクラスを新しい担任の先生と一緒につくっていって欲しいのです。
みんなの力で自分のクラスを「よい杉林」にしてください!

二つ目は,この言葉についてです。
「こころ」は誰にも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にも見える
昨年,この時期に,テレビで何度か見聞きした言葉だと思います。
これは,宮澤章二という人の「行為の意味」という詩からとった言葉です。
全文を紹介したいと思います。短い詩ですから,よく聞いててくださいね!

行為の意味   宮澤章二
    
あなたの「こころ」はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも「こころ」は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに「こころ」はだれにも見えない
けれど 「こころづかい」は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の「思い」は見えない
けれど 「思いやり」はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
「心」も「思い」も初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ

どうでしょうか。
ぜひ皆さんの「あたたかい心」「やさしい思い」を行為や行動に移してください。
その時,きっと「人が人として生きること」の意味を“肌”で感じるはずです。
この詩は,全員分印刷しましたので,教室で担任の先生にもらってください。

 さて,二つのお話をしましたが,本年度の合言葉を「果敢にチャレンジ!」にしたいと思います。先生たちも頑張ります。一緒に頑張りましょう!そして,地域に誇れる素晴らしい石尾台中学校をつくっていきましょう。