ちょっと心が温まる話
- 公開日
- 2011/10/14
- 更新日
- 2011/10/15
学校の窓
昨日、中学校に兵庫県相生市の小学生から手紙が届きました。手紙は、本校の女子生徒宛てのものでした。差出人の名前の横に、小学生の保護者の方の言葉が添えられていました。
「9月23日に行われた相生市立若狭野小学校の運動会の時に飛ばした風船が石尾台中学校の生徒さんの自宅まで飛んでいったらしく、その生徒さんからお手紙をいただきました。娘はとても喜んでいました。この手紙を生徒さんにお渡しください。ありがとうございました。」
風船を拾い手紙を送った生徒に聞いたところ、小学生が風船を飛ばした翌日24日の夕方に見つけたそうです。直線距離で240kmほどある相生市から春日井市まで、わずか一日で風船が飛んできたようです。途中で風船が割れることも木々に引っかかることもなく飛び続け、心ある人に拾われ、風船を飛ばした子に手紙を書いて小学校宛てに送り、先生から手紙を受け取った小学生が返事を書いて石尾台中学校宛てに送るという、多くの偶然と心ある多くの人の力で届いた手紙でした。生徒に届いた手紙には、6年生30人ほどで風船を飛ばしたことや、風船を拾った愛知県春日井市の中学生から手紙が送られてきたことが学級通信で紹介されたようすが記されていたそうです。
生徒が拾った風船の下には、『この風船をひろった人が、しあわせになりますように。』とメッセージが書かれていたそうです。一つの風船によって、たくさんの人が幸せな気持ちになれました。