≪校長室の窓≫ 「ネット依存」について
- 公開日
- 2014/02/24
- 更新日
- 2014/02/24
学校の窓
保護者の皆様へ
「ネット依存」という言葉をご存知でしょうか。
自分の意志でオンラインゲームをやめることができなくなり、
SNS(ソーシャル・ネットワークキング・サービズ)の書き込みが気になって、
勉強に集中できず深夜まで読み書きしたり、動画サイトを見続けて、
睡眠不足になったりする子どもは、既に「ネット依存」かもしれません。
そこで、お子さんのネット依存傾向を次の質問でチェックしてみて下さい。。
この質問は、
キンバリー・ヤング博士の開発したインターネット依存度テストの一部を、
子ども向けにしたものです。(もちろんスマホも含まれます)
お子さんの立場になって、○か×で解答してください。
1 気がつくと思ったより長い時間インターネットをしたことがありますか。
2 インターネットをするために勉強や睡眠時間を減らすことがありますか。
3 友人や家族と過ごすことよりインターネットを選ぶことがありますか。
4 インターネットを介して友達をつくることがありますか。
5 インターネットをする時間が長いと注意されたことがありますか。
6 インターネットに時間をとられて成績が落ちたと感じていますか。
いくつか思い当たる場合は、「ネット依存」に陥っているかもしれません。
無線LANで簡単にネットにつながるゲーム機や、
携帯音楽プレーヤーなどが普及してきました。
駅やファーストフード店、自販機など、登録不要・無料で無線LANが利用できる
「ホットスポット」も増えています。
今や、パソコンやスマホ、ケータイがなくても、タブレットPC・ゲーム機・
携帯音楽プレーヤーなどで、いつでもネットに接続できる環境になっています。
このように、調べ物をしたり、連絡したりするには便利になる一方、
親の目の届かないところで、
子どもがネットに接続できるようにもなってきています。
ネットに接続できる機器を使わせる前に、親と子どもの間で、
「使う時間を決める」
「使う場所を決める」
「夜10時以降は保護者に預ける」
などのルールを決めるとともに、
そのルールが守られているかを、しっかりと見守っていく必要があります。
特に、使い始めが大切で、子どもに任せきりにしないで、
親子で相談したルールをきちんと守らせるという姿勢が必要です。
また、既にネット依存傾向が心配される場合は、できるだけ早く、
医療機関などの専門機関に相談していただくことをお勧めします。
校長 堤 泰喜