≪校長室の窓≫ 竹内選手から学ぶ
- 公開日
- 2014/02/19
- 更新日
- 2014/02/19
学校の窓
今朝の中日新聞の第1面に、竹内選手のことが掲載されていました。
その記事を読んで、とても感動しました。
ソチ五輪のノルディックスキー・ジャンプ団体で、
長野五輪以来16年ぶりのメダルに貢献した竹内択選手は、
試合後、自身が難病の「アレルギー性肉芽腫性血管炎」を
患っている可能性が高いことを明かにしました。
「同じような病気に苦しむ人に元気を届けたい!」と飛んだソチの空。
その思いは、つかんだ銅メダルにない輝きを放ちました。
体調が悪化したのは昨年末からです。
ひどいぜんそくのようにせきが止まらず、
風呂場で髪を洗うのにも休憩が必要なほどのだるさや高熱が襲いました。
病院で検査すると、
「アレルギー性肉芽腫性血管炎の可能性が8割」と診断されました。
全身の血管に炎症が起きる難病です。
竹内選手は病院で思いました。
「自分があきらめずに五輪で飛べば、みんなの励みになる。」と。
竹内選手は、副作用が懸念されるほどの薬を服用し、
それでも万全ではない体調で、ソチに間に合わせました。
個人戦では、表彰台に上がれませんでしたが、
団体では、「今できる精一杯のジャンプ」と、力を出し切り、
3人の仲間とともに、銅メダルを獲得しました。
「択が一番つらかったんじゃないかな。択に取らせてやりたかった」。
試合後に、こうねぎらった葛西選手。
その横で、竹内選手は、何度も涙をぬぐいました。
(写真右の左側の選手が竹内選手です Yahoo!画像より)