≪校長室の窓≫ ボランティア精神
- 公開日
- 2014/01/27
- 更新日
- 2014/01/27
学校の窓
石中生の皆さんへ
石尾台中はボランティアがさかんです。
「押沢公園ボランティア」「福祉のつどいボランティア」「バザーボランティア」
などで、多くの石中生が活躍しています。
「ボランティア」とは、もともと「自分から進んで願い出る人」を意味します。
ボラティア活動には、次の5つの基本的な性格があると言われています。
1つ目は「自ら進んで」という自発性です。
2つ目は「対価を求めない」という無償性です。
3つ目は「社会のために」という公共性です。
4つ目は「他に先駆けて」という先駆性です。
5つ目は「自分のためにもなる」という自己啓発です。
まとめると、ボランテァイ活動とは、
「自ら進んで、お金や物を求めることなく、社会と自分のために、
他に先駆けて行う活動」
ということになります。
ここで、興味深い話を紹介します。
皆さんは、授業中に、石中の先生から、
「この問題、誰か前に出てやってくれないか」と、よく言われると思います。
英語の発祥地であるイギリスの学校では、
これと同様の場合に、
「だれかボランティアはいませんか」という表現をするそうです。
つまり、自分から進んで、無償でクラスのみんなのためにやるときに、
ボランティアという言葉を使うのです。
イギリス流に考えれば、
教科の授業中に先生の質問に、手を挙げて積極的に答えたり、
意欲的に活動することも、「ボランティア」ということになります。
また、学級の話し合い活動や役割分担を決める際に、
自ら進んで、学級のために、積極的に発言したり、
様々な活動をしたりすることも「ボランティア」ということになります。
生徒会の役員選挙の時に立候補するのも、
生徒会執行部が提案した活動に、進んで参加するのも、
広い意味で「ボランティア」なのです。
石中生の皆さんが、学級や学校のために、
「ボランティア精神」を、ますます発揮してくれることを、
心から期待しています。
校長 堤 泰喜