≪校長室の窓≫ 欲望
- 公開日
- 2014/01/04
- 更新日
- 2014/01/04
学校の窓
ダライ・ラマ14世(ノーベル平和賞受賞者)の言葉をご紹介します。
私にも、欲望はありますよ。
瞑想(めいそう)で、
それを最小限に抑えようとしていますけどね。
欲望が無い人なんて、この世に存在しません。
でも、欲望というエネルギーが外へ外へと発せられる人は、
そばにいて息が苦しくなります。
私たちは、無意識のうちに、
人を見る上での、人付き合いをする上での、
一つの基準にしているかもしれません。
「欲」が少ない人と付き合いたいものだと。
それなのに、
自分のことになると、見えなくなってしまいます。
欲望は、なかなか捨てられません。
人間の性(さが)ですね。
ダライ・ラマ14世は、さらに、こんなことを言っています。
充足させたと思っても、
いっそう強くぶり返してくるのが欲望の本性です。
この罠(わな)にかかる人は、
海水を飲む渇(かわ)いた人に似ています。
飲めば飲むだけ、喉(のど)が渇きます。
(写真出典 ウィキペディア)