学校日記

≪校長室の窓≫  「怒り」をコントロールする

公開日
2013/11/25
更新日
2013/11/25

学校の窓

保護者の皆様へ

ある教育雑誌を読んでおりましたら、
「怒りをコントロール」する方法が書いてありました。
石尾台中学校の保護者の皆様には、
あまり関係がないこととは思いつつ、ご紹介をします。

(以下引用)

今回は、自分の感情をコントロールすることの大切さを書いてみました。

人は、毎日の生活において、様々な感情を抱えて生きています。

よく「喜怒哀楽」と言いますが、
この中でやっかいなのが「怒り」でしょう。
「怒り」はマイナスの感情であるとともに、
他人を巻き込む「攻撃性」を持っています。

イライラして子どもにあたることは、
誰でも思い当たることがあると思いますが、
この「怒り」は時として、
子どもの力をそぐ方向に作用することがあります。

最近、この「怒り」をうまくマネジメントする
「アンガ—マネジメント」に注目が集まっています。
その基本な考え方は、
「他人や世間を変えるのではなく、自分を変える」ことです。
その一例として、次のような対症療法があります。

これは、怒りの感情を感じたときに、
それがどの程度なのか10段階のレベルで表してみるという方法です。

日本アンガ—マネージメント協会代表理事の安藤俊介さんは、
 レベル1〜3が、「不愉快、うっとうしい状態」
 レベル4〜6が、「イライラする、腹が立つ状態」
 レベル7〜9が、「カーッとする、爆発寸前の状態」
 レベル10が、 「爆発、震えが止まらない状態」
と、レベル分けされています。

そこで、何かカチンときたときに、
「この怒りのレベルは3くらいかな」と、
「怒り」を対象化してみるわけです。
嘘のようですが、これだけで「怒り」が消えていくそうです。

これを繰り返していくと、
「怒りの程度」を把握できるようになり、
結果的に怒る回数が格段に減っていくことになります。

「怒りの感情」は、自分の健康にも良くないですし、
怒りをぶつける対象が子どもの場合は、
子どもの「やる気」をなくさせることにもつながってしまいます。

よく「子どもはほめて伸ばす」と言いますが、
なかなか難しいことですよね。
でも不必要な「怒り」を、なるべく減らしていくことは、
少し気をつければ、誰にでもできることだと思います。

ぜひ、「怒り」をコントロールすることによって、
子どもの心を安定させることに努めてみませんか。

(引用終わり)

いかがですか。
子育ての参考にしていただければ幸いです。      校長 堤 泰喜