学校日記

≪校長室の窓≫  適切な言葉遣いと態度

公開日
2013/10/06
更新日
2013/10/06

学校の窓

石中生の皆さんへ

先日、私は、自分の自動車の点検をしました。
点検が終わって、整備士さんがロビーに座っていた私のもとに、
点検状況を説明にやってきました。
若い男の人で、20歳前後かと思います。

その場での、私と整備士さんの関係は、
「私はお金を支払って点検を依頼したお客さん、
 一方の整備士さんは客にサービスを提供して、
 お金を得るという商売をしている人」
ということになります。

さて、皆さんが整備士であったら、どのような態度で客に説明しますか?

その時の整備士さんは、ソファーに座っている私(客)に対し、
立ったままの「上からの目線」ではなく、
腰を落として片膝を付き、
座っている私と「同じ目線」に立って説明してくれました。
そして言葉遣いも大変丁寧でした。

私がお客さんだからと言ってしまえば、それまでですが、
その姿勢、言葉遣い等、接客態度に私は大変感心させられると同時に、
それ以上に、とても心地良い思いをしました。

私は、「この整備士さんなら、きっと、しっかりと点検してくれただろう。」
「次も、この整備士さんにお願いしたいな。」という気持ちになりました。

社会に出ると、人との接し方や言葉遣いで、
その人の評価が左右されるということが結構あるものです。
場にあったふさわしい対応、言葉遣いができると、
それだけで、相手に良い印象を持たれ、
結果的に得をするという場面は以外に多くあります。

皆さんも、TPOに合わせた態度や言葉遣いを、
常日頃から考えて、行動して下さいね。
                          校長 堤 泰喜