≪校長室の窓≫ 学問に王道なし
- 公開日
- 2013/09/25
- 更新日
- 2013/09/25
学校の窓
石中生の皆さんへ
こんなお話を知っていますか。
今から2000年以上も前、プトレマイオス1世という王様が、
古代ギリシャの数学者ユークリットに、尋ねました。
「ユークリットよ。お前の書いた膨大な『幾何原本』を読むよりも、
もっと容易に幾何学を学ぶ方法はないか」と。
ユークリットは、名高い数学者で、すでに『幾何原本』13巻を著していました。
これに対して、ユークリットが答えた言葉が今に伝わっています。
「幾何学に王道はありません」
王道とは、王様の道。
つまり、王様だからといって、手軽な道があるわけでははく、
幾何学は、一歩一歩学ぶことが大切だと答えたのです。
現在は、「学問に王道なし」と言われています。
(There is no royal road to learning)
王道がないのは、学問に限りません。
ピアノ・野球・英会話・サッカー…。
楽をしてできるようになる(上手になる)ものなどないのです。
自ら、一歩一歩、努力していくしか方法はありません。
お互いに頑張りましょう!
校長 堤 泰喜