≪校長室の窓≫ 人生の達人
- 公開日
- 2013/07/23
- 更新日
- 2013/07/23
学校の窓
今日、とりあげる「人生の達人」は二人です。
プロスキーヤーであり冒険家でもある三浦雄一郎氏と、
俳優であり歌手でもある加山雄三氏です。
ご存知のように、三浦氏は80歳で、世界最高齢のエベレスト登頂者。
加山氏は76歳で、今なおライブハウスや全国ツアーで歌う傍ら、
マリンスポーツに親しむ“永遠の若大将”。
失礼ながら、二人とも世で言う「高齢者」です。
しかし、二人とも、全く年齢を感じさせない生き方に、
本物の“かっこよさ”を感じるのは、私だけではないと思います。
どこからそんなエネルギーが生まれてくるのでしょう。
以前、加山雄三氏については、このHPでも、私の思いを掲載しました。
「歳をとらない秘訣」について、彼は、
「人生の三感王を目指しているから」と答えています。
“三感”とは
「感心」〜何事にも関心を持つ。
「感動」〜感動する心を持つ。
「感謝」〜感謝の気持ちを持つ。
三感王も、勿論素晴らしいのですが、私は、感心・感動・感謝に加え、
石中生には、「感性」を磨くことを、大切にしてもらいたいと思っています。
「感性」を加えると、「四感王」ですね!
三浦雄一郎氏は、彼のエネルギーの源について、こう語っています。
一つは「夢」。自分がやりたいと思うことを、とことん追い求めている。
当然、苦しい場面に遭遇するが、それを“楽しい場面”と思って、立ち向かう。
やりたいことを達成するためには、困難を乗り越えるのは当たり前。
この「強い意志がなければ到達できない世界」を楽しんでいるから、
老いている暇はない。
二つ目は、自分のこれから先のビジョンをしっかり描くこと。
いつまでに何をしようかを描き、
そのために今、何をすべきか考え、実践すること。
何歳であったとしても、
「もういいや」と思った瞬間に、「歩み」は止まってしまう。
三つ目は、徹底した自己管理。特に、食生活に大変気を遣う。
身体に良いとされるものを積極的に摂取し、不摂生な食生活をしない。
この「二人の達人」からは、
“凡人”の私が学べることが、たくさんあります。
校長 堤 泰喜
(写真はウィキペディアより引用)