≪校長室の窓≫ ならぬことはならぬもの
- 公開日
- 2013/06/22
- 更新日
- 2013/06/22
学校の窓
保護者の皆様へ
NHKの大河ドラマ「八重の桜」の「ならぬことはならぬ」という言葉が、
「戒めの言葉としてとても良い」と評判です。
この掟は、会津藩の子ども達が習う「什(じゅう)の掟(おきて)」の一つ。
会津武士魂の基礎となるものです。
この「什の掟」をご紹介します。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
今の時代にそぐわないものも確かにあります。
しかし、「ならぬことはならぬもの」という“理屈ではない強い教え”は、
人間教育の「不易」の部分でもあるのではないでしょうか。
「躾」というのは、人格形成においては(特に小中学生の頃は)、
極めて大切だと思います。
校長 堤 泰喜