今日(5月7日)は何の日?
- 公開日
- 2013/05/07
- 更新日
- 2013/05/07
学校の窓
1824年5月7日、ベートーベンの第九交響曲が、
ウィーンで初演されました。
ベートーベンは、30歳頃から耳が不自由になり、自殺も考えましたが、
「苦悩を突き抜けることができれば喜びに至る」という言葉を信じて、
精進を続けたのです。
彼は指揮台に立つと、周囲のことは気になりませんでした。
彼の全神経は音楽に集中されました。
しかし、彼には何も聞こえず、自分の「心の耳」でしか、
音楽を追うことができなかったのです。
指揮棒の最後の大きな振りで交響曲が終わると、
劇場には、大きな拍手が何度もわき起こりました。