学校日記

鷹来中学校 2年生のみなさんへ

公開日
2020/04/24
更新日
2020/04/24

学校行事

2年生のみなさんへ。困難に負けず、コツコツと学習に取り組み、お家のお手伝いに励み、何より健康に気を付けて毎日を過ごしていることと思います。そんなみなさんに向け、今回はメッセージの代わりに、2年生の先生から「お気に入りの本、音楽、映画などの紹介」をします。「ふ〜ん、先生ってこんなのが好きなんだぁ」という感じで読んでもらえたらと思います。どの先生のお気に入りなのか推理して、次に学校へ来たときに聞いてみるのも面白いですね。

A先生
先生がおすすめする音楽はサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」です。この曲と出会ったのは大学4年生のときでした。その時先生は、人生を決める大きな試験を控えていました。毎日不安でしたし、なかなか自信をもてずにいましたが、この曲にある「あきらめないでどんなときも君ならできるんだどんな事も」という歌詞にとても勇気づけられました。きっとみなさんも先生と同じで、これから勉強や部活動など様々な場面で壁にぶつかることもあるかと思います。そのようなときには「あきらめないでどんなときも君ならできるんだどんな事も」と歌ってみてください。

B先生
 高校生のとき、土曜の夜、部活が終わった後に映画館に行って映画を見るのが楽しみでした。ある夜、見ながら涙が止まらなくなってしまったのが、『スタンドバイミー』です。12歳の仲良し4人組の少年たちが、行方不明になった子どもが列車にひかれて死体が野ざらしになっているらしいというウワサを聞き、死体を発見すればヒーローになれると、2日間の冒険に出るという話です。子どもから大人になるときの繊細な感情や痛みが胸に突き刺さり、夜の映画館で一人泣きました。
ちなみに、この映画で有名になったリヴァー・フェニックスはその後23歳の若さで亡くなってしまいますが、その弟が昨年『ジョーカー』でアカデミー主演男優賞を取ったホアキン・フェニックスです。

C先生
先生がおすすめする本は、辻村深月さんの『島はぼくらと』(講談社)という小説です。この作家は、先生が読書にのめり込むことになったきっかけの一人でもあります。大学生の頃、親しかった先輩から借りたことがきっかけで、読み始めました。友人も同じように読んでいて、この人の本をどこまで読んだとか、感想を言い合っていたことも良い思い出です。なかでも『島はぼくらと』は、17歳の高校生4人が主な登場人物です。友人関係に悩む姿や、卒業後の進路に悩む姿に、共感できる場面も多いのではないでしょうか。この物語の面白さはそれだけでなく、ミステリー的な一面ももっているところです。読み終えた後には、彼・彼女ら4人の決断に背中を押してもらえるような一冊だと思います。

D先生
 NHKで放送されている「びじゅチューン!」という番組をご存知でしょうか?5分程の短い番組なのですが、ゆるっとしたアニメとゆるっとした音楽で美術作品を紹介するものになっています。私はこの番組の論文を書く機会があったので、何度も何度も見たのですが、見終えた後も曲が頭から離れず、見事に「びじゅチューン!」の魅力にとりつかれてしまいました・・・。公式動画がネットにもあがっているので、ゆるっとした雰囲気に癒されたいときにいつも見ています。絵画や建築など様々なジャンルの作品を扱っているので、もしかしたら美術や歴史の勉強にもなるかも・・・?!

・・・次回、他の先生のお気に入りも紹介しますね。