保健室より「レジリエンス」についてです。
- 公開日
- 2020/04/16
- 更新日
- 2020/04/16
学校だより
生徒の皆さん、家庭での生活はいかがでしょうか。体調を崩していませんか?気持ちは安定していますか?心配事や困ったことがあったら、いつでも学校に連絡をくださいね。
さて、養護教諭の先生が、4/20の課題配付日に渡す文書を準備してくれました。内容は「レジリエンス」。知っていますか?静岡大学教育学部教授の小林朋子先生と静岡県立静岡東高等学校の内海美香先生が作成したものです。ぜひご確認ください。
「レジリエンス」とは、「心の回復力」のことです。これは誰でも持っている心の力です。いろいろな出来事で気持ちが落ち込んだり、イライラしたりして心の健康が下がっても、そこから回復していくことができます。それが「レジリエンス」です。こんな時だから、皆さんが持つレジリエンスを働かせる生活を送ることが大事です。そのポイントを紹介します。
1 つながりを大事にしよう。
家族といろいろ話をしたり、友だちにはなかなか直接会うことができないので、 電話とかLINEやメールなどをうまく活用するのもいいと思います。(ただし時間を決めて)不安を感じたりしたら、お家の人、先生やお友達に話をしてみよう。
2 規則正しい生活をしよう。
レジリエンスは規則正しい生活と関係することがわかっています。だから、朝早く起きて夜は早く寝ること、食事も3食きちんと食べることは大事なんです。
3 ゲームやスマホを使う時間をきちんと決めて、それを守ろう。
ゲームは気分転換にもなるし楽しいです。ただ学校が休みだと、(ついだらだら)ゲームやスマホをやってしまいがちになるので、時間を決めてやるようにしましょう。
4 リラックスできることをやろう。
眠れない時とか気持ちが落ち着かない時にできるリラックス法です。家族の人とやってみましょう。(お便りを見てください)
5 次に学校に登校したときにしたいことを考えてみよう。
「友だちとおもいっきりおしゃべりしたい!」「全力で部活をやりたい!」「難しかった春課題の質問をしたい」…。先生たちも皆さんにお会いできる日が待ち遠しいです。
6 長い長いお休みだからこそできるチャレンジをしてみよう。
「お菓子作りをしてみる!」「この機会にたっぷり読書!」「春課題を終わらせる!」「今年度使った教科書やノートの整理!」等。普段は忙しいのですから、こんな時にしかできない、有意義な時間を過ごしてみてください。
7 人を助けることはレジリエンスを育てます!
学校がある日、おうちの方が食事を作ってくれたり、制服や体操服を洗ってくれたり…。こんな時だからこそ、家のお手伝いをしてみませんか?
突然の出来事とかいろいろあって不安になってしまいますが、これが永遠に続くわけではないと信じましょう。だから、まずはウイルスに感染しないように、うがい手洗い、きちんとした生活習慣を送ってください。そして、ここに書いてあることを、ぜひ実践してレジリエンスを働かせましょう!