厳しい寒波がやってきました。教室にいると、暖房やみんなの体温のお陰で寒くはないけど、廊下に出ると思わず体に力が入ってしまうほど、冷たい空気が襲いかかってきます。２年生が百人一首大会を武道場でやるというので、「すごく寒いだろうなあ」と思いながら、のぞいてみました。入り口付近は板の間になっているので、さすがにひんやりとしていました。みんなはどうしているかなと見ると、全員上手に畳の上にのって寄り合っています。寒いのは嫌だけど、こういう光景を見るのは楽しいものです。
　いよいよ、札取りが始まりました。上の句と下の句の間に訪れる一瞬の静寂とその後の喧騒。これも楽しいものです。大好きな一首を見つけてみませんか。大人になってもそれを諳んじることができたら、とても素敵だと思いませんか。