修学旅行を終えて
- 公開日
- 2009/06/18
- 更新日
- 2009/06/18
校長室
２泊３日の修学旅行が無事終わりました。途中で体調を崩してしまった生徒もいましたが，全員無事帰着できたことをまずは喜びたいと思います。
１日目のディズニーランド，２日目の東京班別行動，３日目の富士山麓自然体験活動，それぞれの活動に，生徒たちは精一杯取り組んだり楽しんだりしました。また，３日間学校を離れての生活で，普段は気づかない友達のよいところを見つけることができたようです。
私も生徒たちと３日間を一緒に過ごし，生徒の様々な姿を見ると共に，多くのことを感じました。その中から一つ紹介したいと思います。なお，その内容は，学校に帰ってきたときに行った「解散式」の中で私が生徒たちに伝えたものです。
２日目に行った東京班別行動ですが，これは各班（４〜５名）で計画を立て，それに沿って東京都内の各地を訪問し，見学したり体験したりする活動です。
計画は修学旅行に出かける前に学校で立てました。行き先やそこでの滞在時間，出発時刻，昼食場所，移動の手段など，担任や学年の先生たちのアドバイスをもらいながら自分たちで計画しました。本番では，計画通りに進む場合もありましたが，予定通りにいかないことも結構あったようです。思った以上に移動に時間がかかった，道に迷ってしまった，訪問先の内容が期待と違っていた，等々。中には大切なものを落としてしまい，親切な人が交番まで届けてくれたおかげで，大事には至らなかったということもありました。
いくら綿密に計画を立てたとしても，ハプニングは起こるものです。そこで試されるのが自分たちの判断力です。困ってしまったときのために，携帯電話を各班に渡してありましたが，それを使うかどうかも各班の判断です。また，班別行動のときのルールやマナーに関して，ひょっとしたら誘惑に負けそうになった班があったかも知れません。そういった善悪の判断も試されるように思います。
このような活動ができるのは，生徒たちの判断を，本校の先生たちが信頼しているからです。困ったときに，より適切な判断ができる，あるいは善悪の判断がきちんとできる，と考えているわけです。「高蔵寺中学校の生徒のみなさん，あなたたちは信頼されているんですよ」ということです。このことを，生徒のみなさんはしっかり受け止めて欲しいと思います。そして，その信頼を今後も裏切らないで欲しいと強く願います。高蔵寺中の生徒ならきっとできると思っています。
