学校日記

1/29(月)朝会 校長より

公開日
2024/01/29
更新日
2024/01/29

今日の坂下中

 本日、朝会があり1月の締めくくりと、2月に向けて朝会で以下のような話をしました。
 「おはようございます。ついこの前、年が明けたと思っていたのに、早くも1か月が過ぎようとしています。3学期はあっという間に過ぎ去ると言いますが、本当にその通りです。新たな気持ちで過ごしたこの1か月について、いつもの3つのことを踏まえて振り返ってみましょう。まず、一歩踏み出すことについて、新年の決意や目標に向けて動き始めていますか?決意や目標はすぐには到達するものではありません。少しずつ・粘り強く続けていきましょう。また、3年生のみなさんは先週、私立高校の一般入試がありました。次のステージのため全力で取り組んだと思います。お疲れ様でした。ただ、進路先を決めることが目的ではありません。自分が叶えたい目標を見定めて、歩み続けていきましょう。
 次に、自分を大切にすることについて、先週、急激に寒くなり雪が降りました。雪によるケガや事故があったという報告がなく、ホッとしていますが、今後も雪が降ることが考えられます。登下校の際は特に気を付けてください。また、インフルエンザや感染性胃腸炎が流行しています。おかしいなと思った時は無理をせず、体を休めましょう。
 最後に、周りの人を大切にすることについて、仲間に対して感謝の気持ちや称賛の言葉をかけていますか?3学期となり学年や学級の仲間のことが分かってくる時期だからこそ、当たり前に思ったり、欠点ばかりが目に付いたりしがちです。仲間の事を見つめ直す機会をもってみましょう。
 さて、能登半島の地震発生から4週間がたちました。みなさんも連日の報道を目にしていることと思いますが、次々と明らかとなる惨状や増えていく犠牲者の数に私自身、心を痛めています。地震や津波対策が行われているにも関わらず、自然の力はやすやすと人間の力を越えていきました。しかし、地震によって停電している家の軒数、断水している家の軒数の移り変わりを見ると、日がたつにつれて、少しずつ減っています。それは、様々な人が復旧に向けて力を尽くしているからです。現在、被災地では、電力や水道、交通といったライフラインの復旧や被災者の捜索、医療活動などが行われています。この中には被災して自分も大変な状況の人もいるでしょう。家族を失った人もいるかもしれません。それにも関わらず、みんなのためと昼夜関係なく、休みも返上して奮闘する姿には、頭が下がる思いです。そして、ここに人間の力のすごさや尊さを感じます。この間、生徒会の呼びかけで募金活動が行われ、たくさんの人が協力をしてくれました。今後も、被災している人、復旧のために奮闘している人にエールを送るとともに支援を続けていきたいですね。そして、みなさんと同じ中学生の集団避難についても報道されています。もしもみなさんが避難するか留まるかの判断を迫られた時、どのような決断をするでしょうか。現在、不安の中、家族と離れ、慣れない場所で生活している仲間たちがいることも心に留め、エールを送っていきたいです。
 今回の地震の報道を見ながら、私は3つのことに気付かされました。『当たり前の日常は当たり前ではない』『周りの人の支えがあって生活できている』『思いは言葉で伝え合うことが大事』ということです。でも、これは今みなさんと過ごしている学校生活も同じではないでしょうか。もしかすると、この3つのことを忘れてしまっていないでしょうか?そこで、今の学級を見つめ直し、よりよい形で締めくくるため、3回目の学級力アンケートを行い、現在の学級の姿をチェックしたいと思います。2回目の結果をうけて、話し合いが行われ、課題の解決や学級のよさを伸ばすため様々なプロジェクトに取り組んでいました。私は、各学級の議員さんが作成している議員新聞をよく読むのですが、学級の現状を捉えながら、解決策や目指す姿を提案しており、自分たちの力で学級をよくしていこう・変えていこうとする気持ちを感じていまする。リーダーとして周りを見る目が育ってきています。みなさんの学級でも取り組んでいることがあると思いますが、それは課題の解決につながっているでしょうか。そして、現在みなさんは、4月に決めた学級目標の達成に向かっているでしょうか。1/18には入学説明会が行われました、新1年生が入学するまで70日余りと迫ってきています。よりよい学級・魅力ある学校を目指し、自信をもって迎え入れることができるようにみなさん自身で取り組んでいきましょう。」