学校日記

1/9(火)3学期始業式 校長より

公開日
2024/01/11
更新日
2024/01/11

今日の坂下中

 明けましておめでとうございます。元日に能登半島で大きな地震があり、この地域でも大きな揺れがありびっくりさせられました。北陸地方では亡くなられた方、被害に遭われた方が多くいらっしゃる状況にあります。そこで、話の始めにご冥福と早期の復興を願い全校生徒で黙祷を捧げました。その後、3学期のスタートにあたり以下のような話をしました。
「様々なイベントがあった冬休みだったと思いますが、この2週間余りをみなさんはどのように過ごしましたか?2学期の終業式で話した3つの事を意識しながら自分で冬休みを充実させることができたでしょうか。
 今日から3学期をスタートさせるにあたり、いつも伝えている3つのことを改めて大切にしてもらいたいと思っています。それは「3学期が締めくくりの学期」だと捉えているからです。そこで、まず一歩踏み出すために、自分がなりたい・こうありたい姿をはっきりさせましょう。2年生・1年生のみなさん、3学期は次の学年への助走が始まっています。次の学年になりたい姿を明確にし、今日から動き出してください。3年生のみなさんは、次の進路選択に向けて勝負が早速始まります。一分一秒を大切にできることを続けていきましょう。
 次に、自分を大切にするために、心と体を成長させ、自分に自信をつけていきましょう。大きな成果でなくても、例えば「学校に登校できた」「けがや病気にならずに過ごせた」「おいしくご飯が食べられた」といった時も自分を褒めてあげてください。
 最後に、周りの人を大切にするために、まずは一声かけることを心がけてみましょう。あいさつもそうですが、授業前に「時間だよ」「忘れ物はない」といった確認の言葉がけを仲間同士ですることも相手を大切にすることにつながります。3学期となり学年や学級の仲間のことが分かってくる時期だからこそ、相手への気配りを忘れないようにしてください。
 11月末の朝会で学級の状況についてのアンケート結果をみなさんに分析してもらいながら、「坂中を魅力ある学校とするためにどうしたらよいか」についてフォームでみなさんの意見や思いを募集しました。今回もたくさんの生徒のみなさんからの声が集まりましたので、それを紹介したいと思います。これらの結果を見て「なるほど」「その通り」と肯定的にとらえる人だけでなく、「本当にそうだろうか」「違うんじゃない」と否定的に捉える人もいるかと思います。ですがどちらにせよ、このような考えや思いをもっている仲間がいることは事実です。これらの声を踏まえて、みんなが居心地よく、魅力ある坂下中にしていくためにどうすればよいか一人一人が考えてください。そして「〇〇すべき」「〇〇してはいけない」と分かっていても、誘惑に負けてしまうこともあります。かくいう私もこの冬休みに年末の大掃除を「早めにやらなきゃ」と分かっていながら、ついつい先延ばしにしてしまい、31日の午後になって慌ててやり始めるということがありました。言い訳をするわけではありませんが、人間には弱さや甘えがあります。そんな時に頭ごなしに叱られたり、非難されたりしたらどのように思うでしょうか?イらっとしたりムカついたりしませんか。ついついできないことや忘れてしまっていることもあるということも理解して、仲間に言葉がけをするようにしましょう。そして、頑張った姿を見たら「よかったよ」「頑張ったね」と褒めてあげてください。
 ちなみに私が気分よく年末の大掃除に取り組めたのは、娘の「今からみんなで掃除がんばろうか」という呼びかけと、終わった後の「すごくきれいになったじゃん」の誉め言葉のおかげです。言葉の大切さを感じた瞬間でした。」
 まとめの3学期に向けて、一人一人がその気になって頑張ってもらいたいです。