学校日記

【音楽科】「群青」ってどんな曲??

公開日
2020/04/16
更新日
2020/04/23

3年生学習サポート

 3年生の皆さん、おはようございます!
 今日は、音楽の授業で1年間勉強していく「群青」について、少し紹介したいと思います。

 この「群青」という曲の作詞者は誰か知っていますか??

「福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生」です。

 「ん?中学生?」と思った人もいるのではないでしょうか。

 実はこの曲は、東日本大震災による原発事故のために避難生活を余儀なくされ、離ればなれになってしまった仲間を思って、つぶやいたり、書き留めた言葉の数々を音楽の小田先生(この曲の作曲者です)が綴り、できた曲なのです。

 南相馬市立小高中学校の平成24年度の卒業生は、東日本大震災当時は1年生でした。106名いた学年の生徒のうち、2名が震災時の津波の犠牲となり、97名がその後の原発事故による避難のため、北海道から長崎まで、離れ離れとなってしまいます。市内の中学校を間借りして学校を再開したときには、学年の生徒はたったの7名となっていました。

 小高中学校の校歌の歌詞の中には「浪群青に躍るとき」という一節があり、文化祭は「群青祭」という名称です。「群青」という色はこの中学校にかかわる誰もが「自分たちの色」と感じているそうです。


 もっと詳しく説明されているホームページがありますので、ぜひ読んでみてください!!(ページの下部に詳しい説明が載っています)
http://www.panamusica.co.jp/ja/appeal/gunjo/

 
 学校が再開したとき、新しいクラスで、また、3年間共に頑張ってきた仲間たちと、この曲を歌うことができる日を心待ちにしています!!