6/24(月)朝会での校長からの話
- 公開日
- 2024/06/24
- 更新日
- 2024/06/24
今日の坂下中
6月も今週で終わりとなります。これまでの1カ月を振り返って次のような話をしました。
「おはようございます。6月に入ったのにも関わらず雨の降る日は少なかったですが、先週の大雨を境にようやく梅雨入りとなるようです。今年は雨がしとしとと続くというよりも、警報級の雨がまとまって降る傾向があるようですので、雨の日に通学路で側溝や川の近くを通る時は特に気を付けてください。また、雨が降ると特に自動車は前後が見えづらくなります。運転手が気を付けてくれると考えず、交通ルールを守り自分の身は自分で守るようにしてください。事故が起きてからでは遅いです。
それでは、お願いしている3つのことについて、前回から今日までを振り返ってみましょう。1つ目、学年や学級に慣れ、大きな行事もありました。そのような中で、新しい自分を見つけるための行動に踏み出すことができましたか。2つ目、自分だけの価値観だけでなく、様々な価値観で周りを見ることができていますか。決めつけで物事を判断していませんか。3つ目、前回、生徒指導の先生が話していた「あいさつ」「掃除」をしっかりできましたか。この2つは魅力ある坂中を実現するために多くのみなさんが必要だと考えていることですが、現状を振り返ってみなさんはどのような評価をするでしょうか。一度振り返ってみましょう。
さて、今日の朝会までの間に、2年生・3年生の宿泊行事があり、私も参加し、それぞれの学年の様子を見させてもらいました。2年生の野外学習は気候にも恵まれ、生徒のみなさんが元気に過ごす姿を見ることができました。1日目は仲間と協力しながら郡上の町中を散策し、歴史や文化を満喫していました。そして、ホテルで行われた学年レクでは、実行委員さんの準備・運営が素晴らしく、自分たちの手で楽しく充実した時間を作り上げていました。翌日の体験活動においても、みんなで協力し、声を掛け合う場面が沢山見られました。何よりも楽しむ時は全力楽しみ、ルールを守るべき時は切り替えようとメリハリをつけた行動ができていました。
3年生の修学旅行も気候に恵まれ、けが人や体調不良を訴える生徒が全くいなかったという奇跡的な2日間となりました。フジテレビのお仕事体験では、役割分担して番組作りをしましたが、係の方の話をよく聞き、協力してよいものを作ろうという気持ちが伝わる活動でした。また、ディズニーランドやスカイツリー・浅草の散策では、グループのみんなで楽しもうとする姿とともに、楽しさに流されることなく時間やルールをしっかり守って行動することができていました。どちらの行事も私自身、とても楽しく過ごすことができたとともに、みなさんが3つのことを意識して行動していたことを嬉しく思いました。朝会で繰り返し伝えている3つのことですが、これを実現することで、みんなが充実し、楽しい時間を創り出すことができます。この成功体験をこれからの学校生活にぜひ生かしてください。みなさんはそれを実現する力があります。
さて今度、私がみなさんに話す機会は1学期の終業式となりますが、今週末から、部活動の夏の大会・発表が始まります。特に3年生のみなさんは、これまで積み重ねてきた成果を思う存分出し切ってください。私もみなさんにパワーを届けに応援に行きます。また、1学期を良い形で締めくくり、2学期につなげることができるよう、この1カ月を大切にしてください。
そこで、1学期初めに取り組んだ学級力アンケートを実施し、みんなで見つけた学級の強みや課題はどう変化したのかをレーダーチャートを使って振り返ってもらいたいと思います。前回、3学年がもっている共通の思いを紹介しました。これらのことは、現在どのぐらい達成できていますか。また、学年掲示板に、それぞれの学年のレーダーチャートを掲示していますが、1学期の初めと比べ、今をどのように評価しますか。強みや課題に対して生徒の皆さん自身が、何か働きかけることはできたでしょうか。
今回も学級力アンケートのフォームをクラスルーム「坂下中生徒連絡」に各学年ごとのアンケートフォームをUPします。今週の金曜日までに回答をしてください。2回目なので、2か月間の学級の様子を振り返り、前回と比較しながら評価をしてください。そして、この結果は来週お知らせしますので、7/8の学活でこれらを使って1学期の成長したことと課題となっていることを明らかにし、2学期に向けて取り組むことを考えてみてください。大事なことは1年かけて学級目標を実現することです。このアンケート結果を居心地のよい学級を自分たちの手でつくっていくためのアイテムとしてください。
今回のアンケートでは、前回よりもレーダーチャートの形が小さくなったり、ある項目が前回よりも下がったりするかもしれません。しかし、それは前回よりも悪くなったということではなく、学級や仲間のことを見る目が育ってきた証拠です。そして、課題が見つかるということは、次に進むためのチャンスでもあります。みんなで知恵を出し合い、声をかけ合いながらよりよい学級をつくっていきませんか。そして、今回のアンケートの最後にも、前回同様実現したい学校の姿について入力する場所もつくりました。私にもみなさんの声を教えてください。これで私の話を終わります。」