1年生家庭科 鰯のつみれ汁づくり
- 公開日
- 2017/10/11
- 更新日
- 2017/10/11
各学年
一年生では、食生活について学ぶ授業の一環で、調理実習を行いました。今回の実習では、鰯のつみれ汁を作りました。包丁に頼らず、手開きに挑戦!まだ調理されていない魚をさばくどころか、直にさわったこともない生徒がほとんどです。頭をとってはらわたを取り出してみせると、とてもいい反応があちこちから返ってきます。いつもは強気な男の子もたじたじ。
しかし、ためらっていても鰯はさばけません。調理が始まると、みんな意を決してさばいていきます。細かいうろこを取り除き、手を血や脂で汚しながらも頭とはらわたを取り出し、背骨を折って身からはがす。調理されたものしか見たことがなかった生徒にとっては、生きていたものが食べるものに変わるまでの過程を目の当たりにし、いのちをいただくことがどういうことなのかを感じとることができたのではないでしょうか。
調理した後も手には魚のにおいが染みついています。でも、それだけ苦労しながらつくった料理は格別でした。
生徒たちが実習に取り組む様子を見ていると、ひときわ動きがいい子を見かけます。きいてみると、ほとんどが普段から家の手伝いをしている子でした。ただ単に料理が上手なだけではなく、上手く段取りを組み立てて動き、しっかりと周りを見て行動することができています。お手伝いをする過程で、先を考えて動く力がついているんですね。
ぜひ、ご家庭でも生徒にお手伝いの機会をたくさん与えていただけると、幸いです。