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1年家庭科 調理室から

公開日
2016/09/21
更新日
2016/09/21

各学年

 1年生家庭科は、1学期途中から食生活を学んでいます。座学はもちろん、調理実習も行います。
 今回の実習の題材は[魚]。
 一人一匹、鰯を手開きにし、それを使ってつみれ汁を作っています。
 魚を直接触るのも、自分の手で捌くのも初めての生徒がほとんどです。見本を見せてまわると、「俺、ムリだわ…。」「なんか、もう魚、食べれん。」などと言う男子生徒も。でも、覚悟を決めて取り組みます。頭をもぎとり、内臓をかきだすところまでいけば、もう手の汚れも気になりません。皮を剥ぐのが上手な生徒は[かわはぎ名人]です。
 魚の臭いも、ウロコも、血も、脂のべとつきも、生徒たちには、やってみて初めて気づくことがたくさんあります。

 いろんな野菜も盛り込んで、できあがったつみれ汁を一口飲むと…。あんなに拒否反応を示していた生徒も、ダシがしっかりきいた味にご満悦。

 
 実習を通じ生徒の様子を見ていると、周りのことをよく見て段取りよく動ける生徒がいます。聞いてみると、「親が忙しいので、家で、ご飯を作っています(男子生徒)」「夕飯の手伝いをよくしています(女子生徒)」と。家の手伝いを通じ、下ごしらえなどの調理技術はもちろんのこと、先を考えて段取りよく動く等という生きる力をつけていきます。
 ぜひ、ご家庭でも生徒にお手伝いの機会をたくさん与えていただけると、幸いです。