今年の演劇部は、戦争をテーマにした内容でした。
　回想シーンから始まり、昭和１１年当時の子どもたちの様子が、生き生きと表現されていました。その後、妖怪が登場したり、ことだまに姿を変えた妹が登場したりして、とても不思議な世界と時間の流れを感じさせてくれました。
　そして、戦争に巻き込まれていく無邪気な子どもたちの様子と、それぞれの子どものたちがまっすぐな気持ちで夢に向かって行った姿が表現され、思わず涙したくらいです。
　「夏休み」というテーマでしたが、本当に無邪気に、そして平和に過ごせる夏休みはについて、戦争について、もう一度考えさせられる素晴らしい劇でした。そして、照明や音響、衣装、大道具などがとても工夫された内容でした。演劇部員の総合力が表現された「夏休み」でした。