2年家庭科〜減災のための住まいの工夫〜
- 公開日
- 2015/07/10
- 更新日
- 2015/07/10
各学年
食の分野から防災について考えはじめた4月。野外学習で実践した6月。そして現在は住まいの分野から防災(減災)の工夫を考えています。
「将来、一人暮らしを経験してみたい人!」と聞くと、クラスの半分程度の生徒が手を挙げます。そこで、[大学生や新社会人になって一人暮らしをすることになったら]という想定で、8畳ワンルームの部屋の地震対策です。
阪神淡路大震災では、亡くなった方の8割が圧死でした。家具が倒れて下敷きになる。避難が遅れて火災に巻き込まれる等、どこにどんな家具を置くかは、命を守るために大変重要なことです。グループに分かれて、あちこちに家具カードを置きながら、ベストな案を考えました。
しかし、使い勝手を考えると、少々問題有りの配置が…。あるグループは、キッチンから離れたところに食器棚を置いたり、別のグループは、洗面所に本棚を置いたり…。安全はもちろんですが、そこで暮らすには生活動線も考慮しなくてはなりません。そこが難しいところです。すると、どこからともなく「突っ張り棒を使えばいいんじゃない?」「青いジェル状のマットみたいなものも、店で売られてるのを見たよ」などなど。最後は、学びの応用です。それぞれの家の危険箇所とその対策方法を考えました。
災害は、いつ何どきやってくるか、わかりません。家族の命を守る方策を、この夏休み、お子様と一緒に検討されてみてはいかがでしょう。
