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卒業生答辞


 春の暖かな日差しが体全体に感じられ、校庭の木々の芽もふくらむ季節となりました。本日このよき日、私たち156名は自らの手で夢をつかむため、この知多中学校を卒業します。私の心の中には数え切れないぐらいのたくさんの思い出が昨日のことのようによみがえってきます。

3年前の春、真新しい制服に照れながらも、少し大人になれたような気がした入学式。とても不安な中で見たクラス分け発表では知らない人の名前がたくさんありましたが、3年後の今、こんなにもたくさんの人と友達になれたなんてとても幸せです。

 初めて友達と一緒に泊まったふれあい学習。多くの友達と交流しながらも、時間を守ることの大切さを教わりました。何もかもが始めてだった1年生の私たちを引っ張っていってくれた先輩。思い返せばとても大きな存在でした。

 2年生になり私たちも「先輩」と呼ばれるようになりました。はじめの頃はそう呼ばれることに違和感を感じていた私たちが自覚を持ち始めたのは野外学習でした。食事作りやハイキングを通して、友達と協力して成し遂げたときの達成感も味わうことができました。

 2学期の職場体験学習では仕事というものの厳しさ、そして大切さを知りました。また、部活動では引っ張っていく立場となり、目標に向かって練習をし、喜びと悔しさの両方をみんなで分かち合えたことは忘れられない大切な思い出です。                   

 3年生での修学旅行。2日目の東京ドームでの球技大会での大縄飛びやドッチボール・野球をしたことは心の中にはっきり残っています。そして、クラスが一丸となって戦った体育大会。心を1つにして歌った文化祭。1つ1つの行事が終わるごとに楽しい思い出が増えていきました。

 出会ってから3年。そばにいることが当たり前だと思っていた友達。私たちはこんなにも大切な宝物をいつの間にか見つけていたからこそ、今日という日まで3年間、頑張ってこられたんだと思います。一緒に泣いたり、笑ったりするのも今日が最後だと思うととても淋しく思います。今日を境に別々の道を歩き出しますが、私たちはこれからもずっと友達です。今まで本当にありがとう。

 在校生のみなさん。新1年生を暖かく迎えてあげてください。これから悩み事も増えていくと思いますが、1人で悩まず相談すること。この学校には親身になって相談に乗ってくださる先生がたくさんいます。正面からあなたと向き合い、受け止めてくれます。私たちは今日、このすばらしい知多中学校をあなた達に託します。今よりももっとすてきな学校にしていってください。

 そして、今まで私たちを時には厳しく、そして優しくご指導くださいました先生方、本当にお世話になりました。今日までにかけていただいた数々の言葉は私たちの心の支えになりました。本当にありがとうございました。

 お父さん、お母さん。いつもは照れくさくて言えないのですが、この場を借りていいたいと思います。いつも困らせたり心配をかけたりしてごめんなさい。義務教育終了の今日まで育ててくれて本当にありがとうございました。これからもまだまだお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。

 「人は誰だって1人で生きていくことなんてできない」と言うことをこの3年間が私たちに教えてくれました。私たちはいつでもどこかで誰かに支えられてきたのだと言うことが今はよく分かります。3年間なんて長い人生のうちで端本の一瞬かもしれないけれど、そのときを一生懸命生きたことは、とても大切なことだと思います。そのときの思い出はきっと一生忘れられないものとなることでしょう。

 実は、今この場にたっていても私は卒業を実感できません。本当はもっと友達や後輩先生方と笑っていたいのです。知多中を卒業したくないのです。しかし今日、また少し成長しなければなりません。一日一歩道を創って進んでいかなければならないのです。明日から私たちは夢と希望と勇気を胸に自分の二本の足で自分の道を探し、歩いていこうと思います。

 すばらしい出会いをくれた知多中、私たちのためにこんなにも立派な卒業式をあげてくださった皆様方、本当にありがとうございました。心から感謝して答辞といたします。

  

                平成16年3月9日

               第32回  卒業生総代

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